龍王戦レガシー 準決勝

小林 徹 (群馬) vs, 藤井 秀和 (千葉)
By 茶鴨

主にLMCに参加している千葉県在住の藤井 秀和(千葉)は、「たまにはシングルエリミネーションがやりたくて」と武蔵野線経由で川越までやってきた。

一方、

小林「車で1時間ぐらいで来られるところに大会があると聞いてきたんですけど・・・今回でおしまいなんですね。」
筆者「来月からも浦和でありますよ。」
小林「車で行くと浦和遠いんですよね。」

と嘆く小林。それもそのはず、なんと小林 徹(群馬)は関越道で群馬県から来ていただいたのである。そんな先行の小林は青単のマーフォーク。対する藤井はちょっと前のスタンダードテイストの青白緑ヒバリである。


Game 1

お互い1マナのカードは入っているものの、お互い《島/Island》《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》と静かな立ち上がり。小林のファーストアクションは《アトランティスの王/Lord of Atlantis》を公開しての《銀エラの達人/Silvergill Adept》。

「マーフォークとかどうすればいいんだ?」と嘆く藤井は《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》をプレイするも、そこに刺さる《目くらまし/Daze》。ならばと次ターンに《永遠の証人/Eternal Witness》をプレイするも、そこにも《目くらまし/Daze》again。小林は返す刀で《変わり谷/Mutavault》から《行き詰まり/Standstill》と、前ターンの《アトランティスの王/Lord of Atlantis》と併せて8点クロックを築いた上で盤面に蓋をする。

後がなくなってきた藤井は、3枚引かれるのも致し方ない、と《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》を置いて対抗策を捜しに行く。とはいえ、2マナしか残っていないない藤井はとりあえず《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》をおいてターンを返す。

小林は場に出ている《アトランティスの王/Lord of Atlantis》《銀エラの達人/Silvergill Adept》でアタックして藤井のライフを6にしたあと、《不毛の大地/Wasteland》を即《Savannah》に起動。思わず固まってしまった藤井。嘆いても仕方がない。起死回生の《神の怒り/Wrath of God》に賭けるべく《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》で土地を探そうとしたところを…

無情の《もみ消し/Stifle》。

小林 1-0 藤井

Game 2


《もみ消し/Stifle》に懲りた藤井はメインで《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を起動する。さりとて《不毛の大地/Wasteland》も怖いということで《森/Forest》を選択。後手の小林は《真髄の針/Pithing Needle》を握っているものの、状況を見てから、ということで置かずにターンを終了する。

藤井は《Savannah》をおいて《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》。小林は少し考えるも、マナを伸ばされては意味がない、とピッチで《目くらまし/Daze》。比較的重い藤井のデッキに対し、小林のマナをが始まる。

まず《不毛の大地/Wasteland》で《Tropical Island》を破壊し、2枚目の《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》は《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》を切っての《Force of Will》。再び《不毛の大地/Wasteland》で《Savannah》で破壊するも、なんとか土地を引き続ける藤井。《Tropical Island》を置いてエンドする。

とうとうできることがなくなってしまった小林は《変わり谷/Mutavault》と《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》をプレイするが、藤井も小林の戦略がようやく効いてきたのか、ようやく土地が止まる。それでも小林の《霊気の薬瓶/AEther Vial》を《バントの魔除け/Bant Charm》を切っての《Force of Will》でなんとか食い止めるなど、ゲームの主導権を手放さない。

ようやく待望の《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を手に入れた藤井は、《もみ消し/Stifle》されないことを確認してからから《粗石の魔道士/Trinket Mage》をプレイ。念願の《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》を手札に加える。

しかし、小林は待っていましたとばかりに《真髄の針/Pithing Needle》をプレイ。さらに《変わり谷/Mutavault》の2枚目をプレイし、場が若干有利になったところで《行き詰まり/Standstill》をプレイ。

どうしようもなくなった藤井は、《高級市場/High Market》をおいて《粗石の魔道士/Trinket Mage》でアタックしてみるが、小林のライフは17、返しに《変わり谷/Mutavault》に殴られた自分のライフが15と、どうも旗色が悪い。結局次のターンは殴らずにエンドし、殴ってきた《変わり谷/Mutavault》と相打ちすることを選択する。

クロックは弱まったものの、何か打開策が欲しい藤井が引いたのは《熟考漂い/Mulldrifter》。残念ながら1マナ足りないので想起でプレイしてみるも、3枚引かれた後に《銀エラの達人/Silvergill Adept》を切っての《Force of Will》で残念ながらカードを引きに行くことはできず。

このまま相手を押さえ込みたい小林は、《アトランティスの王/Lord of Atlantis》と再び《行き詰まり/Standstill》。5点クロック(しかも1体は島渡り!)ということで、余裕がなくなってきた藤井はフルタップで《目覚ましヒバリ/Reveillark》をプレイ。しかしやはりそこに刺さる痛恨の《目くらまし/Daze》。

後手後手な藤井は、必死に《渦まく知識/Brainstorm》を打ち、見つけてきた《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を立てる。対応して《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》の下の能力を起動されたため、0/1にはなってしまったものの、《アトランティスの王/Lord of Atlantis》はブロックできるから1ターンの猶予はできたはず。

しかし、小林はそれすらも許さない。2体目の《アトランティスの王/Lord of Atlantis》をプレイし、2体でアタックして藤井のライフを削りにかかる。しょうがないから《高級市場/High Market》で《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をサク……

そこに飛んでくる《もみ消し/Stifle》。またお前かー。

小林 2-0 藤井

小林Wins!


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